イギリスのEU離脱から始まる地獄を予想してみた
イギリスでのEU離脱是非を問う国民投票の結果、離脱派が過半数を取り、イギリスがEU離脱に向けて手続きを取ることが確実となりました。
この結果、私たちの生活にはどういう影響が起こるのか?ざっくり想像してみました。
なお本記事は一介のサラリーマンである私の予想によるものなので、確実性は保証いたしません。
イギリスのEU離脱による私たちへの影響
日本で生活をしている私たち一般階級の方がイギリスのEU離脱によってどのような影響を受けるのか予想してみました。日本への影響度が高いものを書いていきます。
風が吹けば桶屋が儲かる的な感じで見てもらえればと思います。
1.企業の倒産相次ぐ
既に動きがありますが、為替相場が円高へと動きます。
すると自動車産業の輸出による売上が減り、不振に陥ります。
下請け企業も不振に陥り、倒産する企業が出てきます。
失業者が増加します。給料がもらえないので、消費を控えます。
日本国内でもモノが売れなくなります。
売上が落ちた製造業が倒産します。
以下悪循環。
2.社会保障制度が破綻
年金を含めた社会保障が破綻する可能性があります。
年金にしても、健康保険にしても、財源を投資運用しています。
日本企業の株を買ったり、外国通貨を買ったり、国債を買ったりと。
株にしても、外国通貨にしても、国債にしても、今回のポンド安を受けて全て値下がりします。
ロンガー(買い手)だった日本は大きな損失を蒙ります。
社会保障の財源が消えてしまうのです。
3.中国の日本侵略が始まる
EU離脱を図る加盟国が他にも出てくると予想されています。EU離脱国が増えればEUの国力というか影響力は下がります。
変わって台頭してくるのはロシアです。
ウクライナ情勢においてロシアの最大の抑止力だったEUの力が落ちればロシアのやりたい放題。
するとロシアの後ろ盾を持つ中国は尖閣、沖縄への圧力を強められます。
希望もある
イギリスEU離脱を問う国民投票で離脱派が勝利しても即座にEUを離脱する訳ではないのです。
イギリスがEUを離脱するのに2年の猶予期間があります。それまでにイギリスとEUとの整備はリスクが少ない形に進められると思います。
またそもそもの話、今回の国民投票の結果は法的には効力はないようです。
「国民投票の結果ああだったけど、よくよく考えたらEU離脱はデメリットしかないので残留することにします」とすることもできるのです。キャメロン首相の言動を見る限り、このシナリオはなさそうですが・・・
私たち日本人にできるのは参議院選挙の投票
最悪のシナリオはいずれもあり得る話です。とは言えイギリス国民の選択なので、日本人である私たちはイギリス、EUに関してはこの先どうなるかを心配することしかできません。
私たちにできるのは参院選の投票をしっかり行うということです。
上に書いたイギリスのEU離脱による3つの影響はいずれも起こりうる事だと、私は考えています。つまり、日本は経済、社会保障、国防の観点で大きな岐路に立っているという事。
7月10日に行われる参院選はこれらが争点になっています。
日本が今抱えている問題に対処できる、イギリスのEU離脱に伴うリスクに対処できる政党はどこなのか、しっかりと考えて投票に行きましょう。